先日のスガキヤレポートの際の移動手段は新幹線でした。
最後に新幹線に乗ったのがついこの間のような感覚だったのですが、冷静に考えると実は2年ぶり。
せっかく乗った久々の新幹線でアレを食べない手はない!
ということで新幹線アイスをいただきました!
東京駅を発車後、車内販売のお姉さん(お兄さん)早く来ないかな~とそわそわ。
すると
なんと新横浜手前で来た!
溶かす時間があるので、早めに来てくれるととても安心します。
種類はバニラ、抹茶、チョコの3つ。
復帰戦ではもちろんバニラ(320円)を選択しました。以前より1割ほど値上がりしてますね。
テーブルに置かれた新幹線アイスは
いやぁ~やっぱりカッチカチやな~!
今日も霜がついてます。中も硬いので10分ぐらいは寝かせて食べることが多いです。寝かせずに必死に表面を削って食べるのもアリ。
深い青にゴールドがアクセントになっているなかなか高級感のある外見です。
JR東海と同じ愛知県の企業、通称「めいらく」さんの商品です。「スジャータ」ブランドの方が有名かもしれません。
「北海道産生クリーム使用」の文字。
そして、種別表示欄に堂々と記載されたアイスクリームの文字。アイスミルクでもラクトアイスでもありません。
濃厚なんです。
またアイス本体のほかにスプーンやお手拭きがついてきます。昔は殻入れのビニール袋もついてきましたが、大変残念なことになくなったようです。
車内を汚さないための袋だったのに。。。
付属のスプーンが新幹線アイスのもうひとつの主役です。
このスプーンじゃないとカッチカチのアイスを削ることができません!スーパーにあるような木べらのスプーンは一瞬でへし折れます。
いよいよ外蓋を外すと・・・
内蓋があります。しっかりと外気から遮断されてます。
今度こそ!
あっ!?
結構溶けてる。。。
まあ↓んな写真撮るためだけに、新横浜手前からずっと放置してたらさすがに溶けます。
たまに乗った新幹線でこれだけ綺麗に富士が見える機会を逃すわけにはいかないので、食べずに我慢しました。
逆にこんなに溶けるまで待ったことはないので、すごく食べやすかったです。
ここからは景色を眺めながら優雅な試食タイムです。
まだ沿線の桜も残っていて「日本の春だな~」という感慨もあります。
そして・・・完食!
うーん大満足!!
最後にお片付け。
お手拭きでテーブルを拭いたあと、空箱の中に全て詰め込んでしまいます。
(ご家庭で捨てる場合はちゃんと分別してくださいね)
以上、新幹線アイスのレポートでした。
と、とてもハッピーな時間を過ごしたわけですが、
東海道新幹線における新幹線アイスの将来は決して明るいものではありません。
・直近では巷でプラスチックスプーン添付への圧力が高まっています。あのスプーンじゃないと戦えないのに・・・
・リニアが開通したら、仮に車内販売があったとしても時間のかかる新幹線アイスはなくなるでしょう。
・リニア開通後、新幹線の乗客が減れば車内販売自体がなくなるかもしれません。
・そもそも「車内販売」という機会損失の塊自体が消えつつある(乗車時間の制約・ワゴンが来たときしか買えない・ふつうの移動販売と違って常連客が少ない・仮にスマホオーダーできてもワンオペでは配達が難しい)。(個人的には、せめてワゴンが今どこにいるかぐらいは知りたい)
リニア開通後の新幹線乗降数がどれだけ維持できるかによりますが、存続危機の気配どころか普通に考えて新幹線アイスは、将来的にJR東海の列車内では買えなくなると想像できます。
一方で、現在でも一部の駅売店で買って乗車することはできるらしいので、そのような形に変わっていくのでしょうか?
(2022年8月追記:東京駅に自動販売機が出来たようです。中の人も色々と魅力を活かすアイディアを考えていることが伝わってきます。)
また、今はオンライン販売などでも展開されているようです。
「簡単にゲットできると特別感がなくなって飽きられてしまう可能性がある。
しかし、販売チャネルを増やさないとそもそも廃止されてしまう。」
という、線引きの妙はあると思いますが、
「新幹線アイスには旅のお供としてこれからも生き残って欲しい」という想いと共に、先手を打った(新幹線に限らない)旅のお供としての生き残り策(と宣伝広報)を期待したいです。
完